メタボ健診の対象は40歳以上なので、20?30代の方はまだ安心と考えがちですが、メタボを発症する重大リスクといわれているのは「高血圧」、「脂質異常症(高脂血症)」、「高血糖(糖尿病)」の3つ。これらの病気は年々、若年化が進んでいるので、若いからといって油断していると、メタボ健診を待たずに発症してしまうケースもあります。
そして、この3大リスクのうち、1つでも発症すると、連鎖的に他の病気も発症しやすくなり、血管の動脈硬化が進んで、命にかかわる病気につながりかねません。
高血圧は割とみなさん気にしたり、測定する機会も結構あるので気をつけている方が多いのですが、この3つの中で高脂血症は意外と放置される方が多いようです。
健康診断などで中性脂肪が高い方はぜひ気を付けてください。
脂質異常症(高脂血症)の方が積極的に摂りたいもの
穀類(米や麦など)
食物繊維(海藻類、豆腐や納豆などの大豆加工品、キノコなど)
緑黄色野菜(にんじん、ピーマン、ブロッコリー、トマトなど)
魚の脂
※EPA(エイコサペンタエン酸)DHA(ドコサヘキサエン酸)はコレステロール値を下げ、中性脂肪を減少させる
ジアシルグリセロール(植物油に含まれる成分。普通の食用油に比べて体に脂肪がつきにくい)
脂質異常症(高脂血症)の方が気をつけたい調理法
ゆでる、蒸す、焼くといった方法で、なるべく油を使わない。
味付けを薄めにして塩分を摂り過ぎないようにする。
そして生活習慣で気をつけたいのは、
まず禁煙! 喫煙はLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を増やし、HDL(善玉)コレステロールを減らしてしまう。 また、喫煙によってLDLコレステロールの変性が促進されると、変性したLDLが血管壁のマクロファージ細胞に取り込まれ、動脈硬化を引き起こす原因にもなる。とりあえず、本数を減らすことから始めてみては?
アルコールを控えめに
アルコールを飲み過ぎると、肝臓での中性脂肪の合成を促進、VDLD、LDLコレステロールを 増やしてしまい、高脂血症や動脈硬化の原因に。(アルコール+つまみ)=カロリー摂取過剰が肥満を呼び、さらには高脂血症へ…。「酒のつきあい」が多い人は、つまみに酢の物を選ぶ、夜12時以降は飲まない、週に3日は休肝日を設ける、などを心がけては?
ストレスを溜めない
食欲をコントロールする機能は脳の視床下部にあるとされる。感情の揺れがあまりに激しいと、 視床下部の食欲調節中枢機能が影響を受けてしまう。そのため、つらい、悲しいという刺激が加わると一層食欲に拍車がかかってしまうという説もある。高脂血症対策の運動や食事がストレスにならないよう、自分のペースで気長に取り組もう。